クチコミに関して

バズマーケティング・バイラルマーケティング

サンプリングよりも明確にクチコミを利用した販売の手法が「バズマーケティング」です。バズというのは「Buzz」と表記し、ハチ等の虫がブーンという羽音を立てて飛ぶ様子を表しています。そこから転じて、人々が噂話でざわめいている状況を指して使われるようになりました。

一般的な口コミによる販売戦略と比較して異なるポイントは、まず1つ目に、より商品のターゲットを明確にしているという点です。例えば「若者向け」というのではなく、その若者の中でも「高校生」や「新社会人」とさらに限定した対象に向けて販売するのです。そして2つ目に、大きな影響力のある人物を選定するという点です。

これは例えば1日に数十万単位のアクセス数を叩き出す人気のブロガーや、女子中高生に人気のカリスマモデル等が対象となるもので、こういった人気や影響力をもった人間に商品を使用、宣伝してもらい、「あの人が使っているなら私も!」という感情を喚起させて商品の売り上げにつなげるのです。バズマーケティングの真髄とはまさにこの点で、良くも悪くも影響されやすい日本人に合った戦略といえます。

バズマーケティングと非常によく似たものに「バイラルマーケティング」というものがあります。バイラルは「Viral」と表記し、「感染的な」という意味があります。これはクチコミによって商品の情報が広がっていくさまが、あたかもウイルスが感染、増殖していくさまに似ていることからそう名付けられました。バズマーケティングとは影響力を持つ人物を介さないという点に違いがあり、より自然発生的なブームを引き起こすものといえるでしょう。